2020年に放送していたキラメイジャー。我が家の男子たちがキラメイジャーのおかげで興味を持ったのは、ずばり、鉱物。鉱物ってキレイでロマンがあるだけでなく、地球の不思議を学べるいい教材でもあります。今日はキラメキを楽しみながら学べる鉱物遊びを7つご紹介します。
①おうちでジオードクラッキング(ジオード割り)
写真のような、たくさんの結晶が内部に密集している岩を見たことがありますか?
これは、ジオード(geode)と呼ばれるもの。ジオードとは、何千年という長い時間を経て生まれた鉱物内に見られる空洞や、そこに生じた晶洞のこと。地球の神秘が創り出すジオードには一つとして同じものがなく、中身は割ってみないと分からないんです。
このジオードを割る「ジオードクラッキング」を家で楽しめるセットがあるんです。
石を割ろう! ジオードクラッキング 4個入り(2178円)
セットには石とゴーグル、ルーペなどが入っています。好きな石をひとつ選んで麻袋に入れ、袋の上から金槌でガツンと割ると、クリスタルの結晶がびっしり! おうちで宝探し気分を味えますね。
道具が必要ないという方は、割れていない状態の石だけを購入することもできます。鉱石にまつわるミュージアムなどでも目玉体験となっているジオードクラッキング。おうちで楽しむのもいいですね。
“自分で割る” ジオード (晶洞/水晶/geode) / 天然結晶 (2980円)
②実験でジオードを再現してみよう!
ジオードについて調べていたら、こんな実験の動画に出会いました。
これは、海外の子供たちに人気の「エッグシェル・ジオード(eggshell geode)」という実験。
この実験は、途方もない年月をかけて形成されるジオードを、卵の殻にミョウバンの結晶を発生させて簡単に再現しています。
食紅とミョウバンを溶かした湯に卵の殻を沈め、半日〜数日かけて結晶を作っていきます。水溶液の濃度を調整することで、結晶の大きさを変えることもできるようです。STEM教育に関心のある方、ぜひ挑戦してみてくださいね。
作り方の参考動画↓
③身近な場所でキレイな石を集めよう!
小1の長男がハマっているのが「キレイな石集め」。学校の運動場でキラキラした小石を拾って集めています。でも実は、身近な河原や海辺で鉱石を集めることができるって知っていますか?
長年かけて石を探してきた宝石ハンターの柴山元彦さんがまとめた、ガイドブック「ひとりで探せる 川原や海辺のきれいな石の図鑑」(1650円)によると、鉱石は日本でも自分たちで探すことができるそうです。
このガイドブックでは、石探しをしやすい全国23ヶ所のスポット地図つきで紹介。実際に石探しをする時に比較して参考にできるよう、鉱物の写真は拾った時のままの姿で載っています。
本では、各スポットごとに見つかりやすい鉱物や探す際のポイントを丁寧に解説しています。母岩を割ったり、砂利を漉してたり、磁石で集めてみたりと、見つけ方にもコツが必要なんだそう。今はまだ遠出が難しいですが、コロナが落ち着いたら本を片手にぜひ石探しに出かけてみたいものです。
④世界の石をコレクションしよう
とは言っても、気軽にお出かけしにくいご時世。キレイな石を集めている長男にピッタリでは、と父が買ってきたのがコチラ「世界の石コレクション」(1000円)です。
世界中に存在する24種類の石をコレクションした標本で、石の特徴と産地がわかる地図がついています。
似た色を集めたりジャラジャラ触るだけでも楽しいですが、「石当てっこゲーム」や「正しい位置に戻せるか?ゲーム」など、石を観察して記憶を競うゲームをすると楽しいです。なかなか難しいので、最初は少ない数からトライするのがおすすめ。箱から出すと元に戻せなくなることがあるので、開始前にしっかり写真を撮っておいてくださいね。
⑤レジンでクリスタルを作ろう!
本物の鉱物ではありませんが、レジンがあれば簡単に鉱石の形を作ることもできます。鉱石の形をしたシリコンモールドはWEBや100円均一にも沢山あるので、お気に入りの形を探してみましょう。
FUNSHOWCASE 鉱石モールド シリコンモールド 5個セット (1999円)
ANPHSIN レジン型 – 42種類セット (1690円)
レジン鉱物を作るコツを紹介した本もあります。
UVレジンでつくる鉱物レシピ(1430円)
魔法雑貨の作り方 魔法使いの秘密のレシピ (2090円)
ちなみに、冒頭に使っている写真は、セリアで長男が見つけて一目惚れした既製品です。
これは松野工業株式会社から出ているレジンのクリスタル。サイズは高さ3.5cm×幅5cm×奥ゆき4cmと手のひらサイズで、とにかくカワイイ!見ているだけでキラメンタルが湧き上がってきます。
⑥鉱物お菓子を作ろう!
色とりどりのキレイな鉱物。キャンディーみたいで美味しそう。食べてみたい!・・・という夢のようなことを本当に叶えたお菓子があります。それがこの「こうぶつヲカシ」です。
より鉱物なこうぶつヲカシ(5400円)
「ArtなFoodで遊ぶ」がコンセプトのハラペコラボが発売している、鉱物や宝石のイメージを加えたアート作品のようなお菓子。石の美しい佇まいを想像しながら、ひとつひとつ職人の手で切り出していると言います。標本っぽい箱も素敵で、プレゼントに重宝しています。
こうぶつのカケラ(3024円)
ここまで本格的なのは難しいかもしれませんが、鉱物っぽいお菓子をおうちで作ることもできます。
例えば「こうぶつヲカシ」は和菓子の琥珀糖からできており、琥珀等は寒天とグラニュー糖で作ることができます。レシピサイトに琥珀糖の作り方がのっているので、リンクを貼っておきます。
他にもジオードのような「ジオードクッキー」も海外で人気です。キラキラのキャンディを水晶に見立てたクッキー。こちらもカワイイです。鉱物好きの子なら喜ぶこと間違いなし!
⑦巨大なAR宝石をつかもう!学研のAR図鑑
キラメク巨大な宝石を掴み取りたい!そんな夢のような話を叶えてくれる、こんな技術もありました。
「学研の図鑑 LIVE POCKET 岩石・鉱物・化石」はコンパクトながら情報ぎっしりのポケット図鑑ですが、ある特徴があります。
その一番の特徴とは、宝石のAR写真が撮れること。たくさんある鉱物図鑑の中で「これが欲しい!」と長男が選んだ理由は、このARがあったからだそう。
実際にやってみましょう。アプリ「ARAPRI(アラプリ)」をダウンロードしてスマホをページにかざすと、誕生石のリストが現れます。
タップすると原石が現れ、しばらくすると砕けて・・・キラキラの宝石が出てきました!
CGの位置を変えたり、拡大/縮小もできるので、大きな宝石を握っているような写真も撮れます。ARといえど、キラキラした宝石を掴めるのでテンションが上がりますよ。
気になるものはありましたか? キラメキを楽しみながら色々遊んでみてくださいね。
さあ、明日は何して遊ぼうかな?