工作/アート

アコヤ貝から真珠をとりだそう!

上品な輝きがキレイな真珠。自然が生み出した産物なので同じものは一粒もありません。今回は真珠を貝から取り出して、世界にひとつだけのオリジナルグッズを作ってみましょう!

「え、そんなの簡単にできないでしょ!?」と思った方もいますよね。実は、真珠の取り出し体験は小さい子供でも気軽にできるんです。実際にどのようにやるのか、トライしてみました。

都内で真珠取り出し体験! しながわ水族館へ

真珠の取り出しは家でもできますが、今回は体験できる場所を訪ねてみました。

今年30周年を迎えたしながわ水族館のイベントコーナーでは、1000円(入館料別)で真珠取り出しを体験することができます。ネックレスやストラップに加工する場合は別途加工料が必要ですが、真珠取り出し体験にしてはお手頃なお値段です。

場所はB1Fの自動販売機コーナー横です。事前予約は要りませんが、順番待ちの名簿に記名する必要があります。期間は2022年3月31日まで。貝がなくなり次第イベント終了する可能性もあるので、お早めにどうぞ。

体験スタート

では、さっそく真珠取り出し体験にトライしてみましょう。まずは貝を直接触らないようにビニール手袋をします。利き手でナイフを使うので、手袋をはめるのは利き手ではない側の手です。

次に、山盛りのアコヤ貝の中から、自分が「これだ!」と思う貝を選びます。貝の大きさと中の真珠の大きさや色は関係ないそうです。貝を触ると思っていたよりも柔らかくてビックリします!

選んだ貝の上側をギュッ!と握ると、パコッと隙間が空きます。

ナイフが入るくらい隙間が空いたら、貝柱を切っていきます。使うナイフは先が丸いものなので安全。家でやる場合はバターナイフで応用できます。ギコギコ、ギコギコ・・・小2の長男はすぐに貝柱を切れました。年中の次男は少し時間がかかりましたが、無事に切れました。

貝柱が切れると、バコン!と勝手に貝が開きます。

すると、、、コロンっと、綺麗な真珠の粒が出てきました!「出たよー!」子どもたちも大喜びです。

真珠が身に包まれて見えない場合は、硬い部分を探して切ると出てきます。

採取した真珠はそれぞれ大きさも色も違います。長男の真珠は小粒で青い点々模様があり、次男の真珠は大きくてツノがあるドロップ型をしています。自分だけのオリジナル感があって、うれしいですね。

貝がらの内側もキラキラと光っていて綺麗です。この真珠色に光っている部分が「真珠層」と言い、貝ボタンや螺鈿細工に使われる部分です。持って帰って貝の部分を細工するのも楽しそうです。

取り出した珠を水でキレイにしたら、体験は一旦終了。ここまででおよそ5分。小さい子供でも簡単に体験することができました。

さらに、別途料金が必要ですが、指輪やネックレス、ピアス、ストラップなどに加工することもできます。しながわ水族館では、パーツを選ぶとスタッフの方が加工してくれます。我が家の子供が選んだのはチャーム付きのストラップ(1500円)です。

20分ほど待つと、ストラップが完成。貝と一緒に袋に入れてくれました。とっても可愛い仕上がりに子供たちも大満足です。

真珠取り出し体験をきっかけに、真珠について興味が出てきた子供たち。帰り道には「どうして真珠が中にできるの?」「なんで形が違うの?」と疑問がモリモリ出てきました。真珠が貝からとれる情報は知っていても、実際に体験してみると疑問が湧いてきていいですね。真珠について深掘りしてみるのも良さそうです。

おうちで真珠取り出し体験!

近場に体験できる場所がない方には、真珠取り出し体験をおうちでできるキットがオススメです。

うちパル

うちパルには一人で楽しめる1個入りキット(1500円)から、家族用の5個入りキット(6500円)や友達と楽しめる10個入りキット(12000円)まであります。もともと大分の水族館で行われていた真珠取り出し体験を、自宅でも楽しめるように作られたキットで、冷凍の貝と木製ナイフなどの道具がセットになっています。付録の説明書で真珠の出来上がる過程も学習することもできるので、自由研究の材料にもよさそうですね。

真空真珠貝1パック

真空パックされた貝だけをAmazonで買うこともできます。家にバターナイフやオイスターナイフがあれば、簡単に貝を開くことができますよ。生産地の保証書も付いています。

他にもこんな場所で

他にも色んな場所で真珠の取り出し&オリジナルアクセサリー作り体験ができます。

Maker’s Base(東京都目黒区/千葉県)

東京都目黒区と千葉にあるMaker’s Baseでは、真珠取り出しと、アクセサリー作りを体験することができます。専用の機械を使って真珠に穴をあけ、アクセサリーパーツと合わせることができます。パーツがおしゃれなのに加え、14KGFなど素材を選べるので、大人が自分のためのアクセサリーを作るのに向いています。

PICOLABO(東京都台東区)

東京都台東区にあるPICOLABOでは真珠のプロの元、真珠取り出し体験ができます。毎週土曜日開催。(基本価格2500円〜)オリジナルのカゴ型ペンダントを使って、真珠に穴を開け図にアクセサリー加工することができます。

真珠工房 真珠の里(三重県)

真珠の本場、伊勢志摩にある真珠の里では、実際に養殖しているアコヤ貝の入った網から貝を選び、真珠を取り出す体験ができます。実際に筏の上で海に吊るしてあるアコヤ貝を見たり、養殖の仕組みの説明も聞けたりと、本場ならではの体験ができます。

そのほか、全国の水族館で、しながわ水族館と同じような真珠取り出し体験をすることができます。

浅虫水族館(青森県)
横浜・八景島シーパラダイス(神奈川県)
名古屋港水族館(愛知県)
海きらら(長崎県)


どんな形の真珠が入っているのか、開けてみるまで分からない真珠取り出し体験。大人も子供もワクワクすること間違いなしです。ぜひトライしてみてくださいね。

さて、明日は何して遊ぼうかな?