プリント/ドリル

好きがいっぱい!子どもが自分からやりたがるドリル6選

いよいよ春休み。この機会に学習習慣づけしたい、1年の総復習をしたい、学童で使うドリルを新調したいという方も多いのではないでしょうか? そんな方におすすめな「子どもが自分からやりたがるドリル」をいくつかご紹介します。

ドラゴンドリル

かっこいいもの好きな男子におすすめなのがこちら。2019年から発売されているドラゴンドリル」(学研)です。春休みに何かないかと本屋さんで探していたところ、我が家の長男(小1)が「これ欲しい!」と自ら選んできました。

キャッチフレーズは全ての”カッコいいもの好き”の子どもたちに贈る,勉強をワクワクの冒険に変えるドリル。小1〜小3までの漢字、計算、文章読解の冊子があり、基礎が学べます。

一番のポイントは大きなキラキラシール。1回分の勉強を終えるたびに順番にシールを貼っていくと、ドラゴンのイラストが完成する仕組みです。これが男子のコレクター心をくすぐるのか「このドラゴンを完成させるまでやる!」と次から次へと問題を解いていきます。

後半にいくにしたがってドラゴンが強くなり、見た目も複雑になります。ドラゴンのキャラ設定もしっかりあるので、完成するとドラゴン図鑑のようになります。ちなみに、問題の中に出てくるものも全て”かっこいいもの”ばかり。キラキラの宝石や剣など、かっこいいデザインが散りばめられています。

ドリルの内容的には「やさしい」レベル。学校で使う計算ドリルや漢字ドリルと同じくらいの難易度で、問題数も多くはありません。すでに公文などやっているお子さんには物足りないかもしれません。

スモールステップでサクサク進められるので、学習の習慣がついていないお子さんでも楽しく勉強できます。学習の習慣づけ、新しい学年の予習に向いているドリルです。

ゆうしゃドリル

母のテンションが爆上がりしたのが、ドラゴンクエストの世界を題材にした「ゆうしゃドリルです。

本家本元のスクエアエニックスから発売されており、ドラクエ世代ど真ん中の母は表紙を見ただけで買ってしまいました。我が家の子供たちはドラクエ未プレイですが、反応はどうだったでしょうか?

ちなみに発売されているのは小学校低学年向けの算数と漢字ドリル。今回は小1の長男向けに算数ドリル(推奨学年1年生)と2021年2月に発売されたばかりの漢字ドリル(推奨学年2年生)を購入しました。

ページを開くと、冒険にでる勇者の物語にそった問題が並んでいます。たとえば、

◆8ゴールドの「やくそう」を2つ買うには、ぜんぶで何ゴールドひつようでしょう?


◆8匹集まるとキングスライムに合体するスライムが24匹いたとき、キングスライムは何匹になる?

◆HPが12のおおがらすを倒すためには、1回に4のダメージを与える「どうのつるぎ」で何回こうげきすればよい?

まさに、ドラクエの冒険そのものの問題がいっぱいで、母も父もページをめくるたびにテンションUP!こんなドリルが子供時代にあったら喜んでやったに違いありません。

肝心の子供はというと、ドラクエ未プレイなので親よりは落ち着いた反応・・・(苦笑)。それでも武器の購入や戦いさでダメージを与える算数ドリルの食いつきは上々。また、クリアすると小さなメダルのシールを貼れる地図にも食いついていました。

内容的には「文章をしっかり読んで答える」文章問題が多く、ドラゴンドリルよりは歯ごたえがあります新しい学年の予習よりは1年間の総復習用に使う方が良さそうです。4月から2年生になる長男は、推奨学年1年生のものを春休みのまとめに使うことにしました。

もしお子さんが文章問題が苦手でも、ドラクエを知っていればイメージが湧きやすいと思います。親も楽しいので、答え合わせなど一緒に取り組むといいですね。

ちなみに、算数ドリルはドラクエの世界そのものですが、漢字ドリルの方は少々ドラクエ感が薄い感じが母はしました。昔のドラクエがひらがな/カタカナの世界だったからでしょうか。ただ、ドラクエ10では漢字テストに出てくるような漢字も出てくるので、最近の子供たちにとっては漢字ドリルも違和感ないことでしょう。

鉄道ドリル

鉄道好きなお子さんにぴったりなのが、2020年11月に発売されたのが鉄道をテーマにした「鉄道ドリル(高橋書店)。ぜーんぶ鉄道の楽しい学習ドリルで、発売されているのは小1〜小4向け。本屋さんで目立つ場所に置かれていることが多いので、見かけたことがある方もいるのではないでしょうか?

我が家は年少の次男が鉄道好きなので、小1向けを試しに1冊買ってみました。このドリルは1冊の中に「算数・国語・生活」の要素が全部入っており1年生で習う大事な問題を総まとめできる内容になっています。

気になる中身は、とっても面白い!鉄道好きなら身を乗り出したくなる具体的な問題ばかりです。たとえば、

特急「くろしお」が新大阪駅を出発する時間は9じ3ぷん。9じ3ぷんを指している時計はどれ?

◆東海道新幹線「こだま」の路線図をみて答えましょう。 東京駅から米原駅までは何駅ありますか?

発車時刻にあった時計を選んだり、路線図を見ながら駅の数を計算したり。これ、鉄道好きな次男が普段からやっていること、そのまま問題になっているんです。

秀逸だなーと感心したのは、寝台特急「サンライズ瀬戸」の客室のサイズを比べる「大きさ比べ」。実際にホテルや客船、寝台列車に乗ると見る俯瞰図ですが、こういう問題の出し方は実践的でいいなと勉強になりました。

内容的には単調なドリルよりは少し歯ごたえがあります。でも、鉄道好きであれば未就学児でもトライでき、前のめりに進められる感触がありました。鉄道好きのお子さんがいたらぜひ試してみてくださいね。

これ書ける?鉄道漢字ノート

「電車や駅の名前で漢字を覚えたって、いいじゃないか!」を合言葉に、列車名や駅名を通じて、楽しく漢字を覚えちゃおう!という本「これ書ける?鉄道漢字ノート」(交通新聞社)です。鉄道好きな次男が路線図で漢字を読みはじめたので、ピッタリだと思い購入しました。

中身は3つのパートに分かれています。まずは、全国の新幹線や人気列車の名前で漢字を紹介するページ。

つぎは、駅名。東海道新幹線や山手線など、有名な路線の駅名をなぞるページが続きます。

そして、鉄道に関する漢字をクロスワードパズルで紹介するページ。「線路」「電車」「駅」など、鉄道好きならすぐにでも書けるようになりたい漢字をクイズ感覚で楽しめます。

紹介している言葉は150語以上漢字は、小学校1~3年生で習う字を中心に、高学年で習う漢字や、地名に使われる漢字なども含まれています電車に興味のない長男の反応はゼロですが、電車好きの次男は大喜びで解いています。

他のドリルに比べてサイズがコンパクトなので、電車でお出かけするときの持ち運び用にもよいですね。電車好きなお子さんで漢字に興味が出てきたら、ぜひトライしてみてください。

おはなしドリル

国語力をつけたい方におすすめなのが、こちらの短いお話を集めた「おはなしドリル(学研)です。

恐竜好きの長男が選んだのは、恐竜のおはなし「恐竜の色が図かんごとにちがうのは、なぜ?」「恐竜のうんちの化石もあるの?」など、目次を見ただけでもワクワクするようなお話が詰まっています。

一話が短く、恐竜好きのお子さんなら興味をもつ話ばかりなので、文章読解が苦手なお子さんでも楽しめます。我が家ではドリルをやるというよりは、本の読み聞かせのような感じで一緒に進めています。

同じシリーズで「危険生物」「宇宙」「人のからだ」「都道府県」などあるので、お子さんの興味のある分野を選ぶことができます。ぜひお子さんと一緒に選んでみてくださいね。

図鑑漢字ドリル 小学1-6年生 「恐竜」「危険生物」「昆虫」

図鑑の解説を穴埋めする形式で、1冊で小学校6年間で習う漢字1026字をすべてを書き取る問題集「図鑑漢字ドリル」(学研)。

恐竜好きの長男のために購入したのですが、実はまだ書き込んでおらず、読んでいるだけの状態です。

なぜ進めていないか? それは、習っていない漢字が多すぎて進められなかったのが正直な理由です。ドリルの紹介文には「“好き!”をモチベーションに学年を問わず始めることができ、先取り学習にも漢字の総復習にもピッタリ!」とあります。でも、6年生までの漢字が全て詰まったドリルは、1年生の長男にはちょっと早すぎたようです。

ちなみに、書き取る漢字は何年生で習うものか色分けされています。最初の方は1〜3年生で習う漢字が多いです。3年生くらいになれば、書ける部分が多くなって楽しめる予感がします。

同じシリーズで「危険生物」「昆虫」「鉄道などあります。ある程度漢字の勉強が進んでいるお子さんの総復習として導入してみてはいかがでしょう。


気になるものはありましたか? 春休みは短いですが、おうちで楽しく過ごせるといいですね!

さあ、明日は何して遊ぼうかな?