3〜6歳

琥珀をピカピカに磨こう!

上野の国立科学博物館でやっている宝石展、既に行かれた方も多いでしょうか? キラキラした宝石を見ると、大人も子供もテンション上がりますよね。

宝石展のショップで見つけたのが「琥珀を磨く〜コパール磨きセット〜」

「やってみたい!」と子供たちのリクエストがあり、試しに買ってみました。

中には、コパール1個、サンドペーパー5枚、磨き方説明書が入っています。

コパールとは?

コパールとは、若い琥珀で、半硬化状態の樹脂化石です。琥珀との違いは、硬度が低く、アルコールや油に弱いこと。溶かしてニスや香料の原料として使用されます。

今回のコパールはフィリピンで採れたもの。新生代中新世後期、およそ500万年前にできたものなんだそうです。

磨く前はこんな感じ。果たして、磨くとどうなるのでしょうか?

磨き方

まず、水を入れた容器と、新聞紙など(作業台を汚れないようにするため)を用意します。

磨く面を決めたら、少し水をつけてサンドペーパーで磨いていきます。

サンドペーパーは目の粗いものから使い、順番に目の細かいものにします。

サンドペーパーの裏側には数字が書いてあります。「番号が小さい=目が粗い」ので、小さい番号から順に使います。セットに入っていたのは、#150が2枚、#320、#1200、#2000、のサンドペーパーでした。

最初に、ザラザラしている#150〜#320で全体の形を整えて、凸凹がなくなるまで磨きます。

力を入れて磨くと、角が取れ、形がダイナミックに変わっていきます。想像以上に柔らかい!

柔らかいだけに、力加減は注意が必要です。例えば、次男が選んだ琥珀は細かいスジが多く、磨くとポロポロ欠けてしまいます。思っている以上に繊細なので、石に合わせて調整して削っていきます。

凹凸がなくなってきたら#1200でより透明感が出るように磨きます。水につけて光具合を確かめると「ちょっと光ってきた!」と子供たちのテンションも上がります。

そして、最後に#2000で表面の艶が出るように水で洗いながら磨けば完成です。

こちらが磨き終わった琥珀。まさに「磨けば光る」です。

気づけば1時間、黙々と磨き続けていた子供たち。「楽しかったー!」と、磨き終わった琥珀を見てホクホク満足気です。自分で磨くと愛着も湧いていいですね。

石を磨くのは初めての体験でしたが、コパールは磨きやすくて良かったです。もし見かけたら、チャレンジしてみてくださいね。

さあ、明日は何して遊ぼうかな?


「琥珀を磨く〜コパール磨きセット〜」(1595円)

虫入りの琥珀を磨くセットもあります

虫入り琥珀を磨くキット(2100円)