3〜6歳

おうちde発酵! 納豆を手作りしよう

食卓でおなじみの納豆ですが、手作りできるって知っていましたか? 子供でも簡単に作れるので、食育としてもおすすめです。

今回使うのは「笑っと納豆(1100円)」という手作りキット。信州産の稲わらと大豆を使っています。

中身はこんなかんじ。大豆、稲わら(納豆菌)、カイロ、そして説明書です。さっそく作っていきましょう。

作り方 

まずは大豆を柔らかくします。水につけて一晩おき、大豆にしわがなくなればOKです。

次に大豆をおよそ40分間蒸します。蒸し器がない場合は、弱火で約2時間茹でます。

わらを煮沸消毒します。わら全体が熱湯に浸かるようにしておよそ1分。 煮沸消毒によって雑菌がいなくなりますが、納豆菌は死にません。

なんで納豆菌は煮沸しても死なないの? 

納豆菌は熱に強いのが特徴。死にそうになると耐熱性に優れた胞子を作り、熱の刺激をやり過ごします。

温度が下がり生育できる温度になると、胞子から発芽し増殖を始めます。

とっても生命力にあふれた菌なんですね。

わらに詰めて保温。発酵へ

煮沸消毒できたら、わらに大豆を詰めます。わらと大豆が密着するように入れるのがポイント。

子供も大人も初めての経験ですが、わらの隙間から大豆がこぼれないように注意しながら、ギュウギュウに詰めていきます。

わらを閉じて新聞紙でくるみ、保温します。

納豆菌は40~45度に保つと順調に発酵します。ヨーグルトメーカーがあれば使うのがベストですが、我が家にはなかったので、100均の保温袋に、お湯入りペットボトル(湯たんぽ代わり)と使い捨てカイロを入れて代用しました。

冷めたかな?と思ったらペットボトルのお湯を入れ替え、18時間〜20時間。

けっこうアバウトなやり方で保温したので、本当にできているか不安ですが・・・

無事に納豆はできたかな?

ドキドキしながら稲わらを開けると・・・あ!糸引いてる!

白い膜は納豆菌が大豆全体に広がった証拠なんだそう。

無事に発酵できたら、発酵を止めて熟成させるために冷蔵庫へ入れます。

数日置くと大豆の色が濃くなってきます。アッサリ目が好みなら1日〜2日、コクを楽しみたい場合は20日ほど熟成させます。

2日熟成させて食べてみると、なんだか優しい味!スーパーで買ったものより薄味ですが、大豆がふっくらしていてとっても美味です!

もっと熟成させて食べ比べようと思っていましたが、待ちきれず全部食べてしまいました。

簡単で美味しくて身体にもいい。これは病みつきになりそうです。

さて、明日は何して遊ぼうかな。


笑っと納豆手作りキット