食卓でおなじみの納豆ですが、手作りできるって知っていましたか? 子供でも簡単に作れるので、食育としてもおすすめです。
今回使うのは「笑っと納豆(1100円)」という手作りキット。信州産の稲わらと大豆を使っています。
中身はこんなかんじ。大豆、稲わら(納豆菌)、カイロ、そして説明書です。さっそく作っていきましょう。
作り方
まずは大豆を柔らかくします。水につけて一晩おき、大豆にしわがなくなればOKです。
次に大豆をおよそ40分間蒸します。蒸し器がない場合は、弱火で約2時間茹でます。
わらを煮沸消毒します。わら全体が熱湯に浸かるようにしておよそ1分。 煮沸消毒によって雑菌がいなくなりますが、納豆菌は死にません。
なんで納豆菌は煮沸しても死なないの?
納豆菌は熱に強いのが特徴。死にそうになると耐熱性に優れた胞子を作り、熱の刺激をやり過ごします。
温度が下がり生育できる温度になると、胞子から発芽し増殖を始めます。
とっても生命力にあふれた菌なんですね。
わらに詰めて保温。発酵へ
煮沸消毒できたら、わらに大豆を詰めます。わらと大豆が密着するように入れるのがポイント。
子供も大人も初めての経験ですが、わらの隙間から大豆がこぼれないように注意しながら、ギュウギュウに詰めていきます。
わらを閉じて新聞紙でくるみ、保温します。
納豆菌は40~45度に保つと順調に発酵します。ヨーグルトメーカーがあれば使うのがベストですが、我が家にはなかったので、100均の保温袋に、お湯入りペットボトル(湯たんぽ代わり)と使い捨てカイロを入れて代用しました。
冷めたかな?と思ったらペットボトルのお湯を入れ替え、18時間〜20時間。
けっこうアバウトなやり方で保温したので、本当にできているか不安ですが・・・
無事に納豆はできたかな?
ドキドキしながら稲わらを開けると・・・あ!糸引いてる!
白い膜は納豆菌が大豆全体に広がった証拠なんだそう。
無事に発酵できたら、発酵を止めて熟成させるために冷蔵庫へ入れます。
数日置くと大豆の色が濃くなってきます。アッサリ目が好みなら1日〜2日、コクを楽しみたい場合は20日ほど熟成させます。
2日熟成させて食べてみると、なんだか優しい味!スーパーで買ったものより薄味ですが、大豆がふっくらしていてとっても美味です!
もっと熟成させて食べ比べようと思っていましたが、待ちきれず全部食べてしまいました。
簡単で美味しくて身体にもいい。これは病みつきになりそうです。
さて、明日は何して遊ぼうかな。